台風18号は無事過ぎ去りましたが
新たな脅威、爆弾1号が迫って来ます!!
みんな逃げてー!
著・深田あり
煩悩は108つあるというのは有名である
が、その108つ全てを言えと言われると、それはとても難しいこと。というか、わかるわけがない。
でも108つとは根拠を持ってそう定められているわけで。と、いうわけで今回はそんな煩悩を一覧してみた。
これでもう安心。
さ、これが煩悩の全てだ。
名称 | 概要 |
---|---|
色境+好+染+過去 | 見えるものが好きで染(けが)れていて過去のもの。 |
色境+好+染+現在 | 見えるものが好きで染れていて現在のもの。 |
色境+好+染+未来 | 見えるものが好きで染れていて未来のもの。 |
色境+好+浄+過去 | 見えるものが好きで浄(きよ)らかで過去のもの。 |
色境+好+浄+現在 | 見えるものが好きで浄らかで現在のもの。 |
色境+好+浄+未来 | 見えるものが好きで浄らかで未来のもの。 |
色境+悪+染+過去 | 見えるものが嫌いで染れていて過去のもの。 |
色境+悪+染+現在 | 見えるものが嫌いで染れていて現在のもの。 |
色境+悪+染+未来 | 見えるものが嫌いで染れていて未来のもの。 |
色境+悪+浄+過去 | 見えるものが嫌いで浄らかで過去のもの。 |
色境+悪+浄+現在 | 見えるものが嫌いで浄らかで現在のもの。 |
色境+悪+浄+未来 | 見えるものが嫌いで浄らかで未来のもの。 |
色境+平+染+過去 | 見えるものが平等で染れていて過去のもの。 |
色境+平+染+現在 | 見えるものが平等で染れていて現在のもの。 |
色境+平+染+未来 | 見えるものが平等で染れていて未来のもの。 |
色境+平+浄+過去 | 見えるものが平等で浄らかで過去のもの。 |
色境+平+浄+現在 | 見えるものが平等で浄らかで現在のもの。 |
色境+平+浄+未来 | 見えるものが平等で浄らかで未来のもの。 |
声境+好+染+過去 | 聞こえるものが好きで染れていて過去のもの。 |
声境+好+染+現在 | 聞こえるものが好きで染れていて現在のもの。 |
声境+好+染+未来 | 聞こえるものが好きで染れていて未来のもの。 |
声境+好+浄+過去 | 聞こえるものが好きで浄らかで過去のもの。 |
声境+好+浄+現在 | 聞こえるものが好きで浄らかで現在のもの。 |
声境+好+浄+未来 | 聞こえるものが好きで浄らかで未来のもの。 |
声境+悪+染+過去 | 聞こえるものが嫌いで染れていて過去のもの。 |
声境+悪+染+現在 | 聞こえるものが嫌いで染れていて現在のもの。 |
声境+悪+染+未来 | 聞こえるものが嫌いで染れていて未来のもの。 |
声境+悪+浄+過去 | 聞こえるものが嫌いで浄らかで過去のもの。 |
声境+悪+浄+現在 | 聞こえるものが嫌いで浄らかで現在のもの。 |
声境+悪+浄+未来 | 聞こえるものが嫌いで浄らかで未来のもの。 |
声境+平+染+過去 | 聞こえるものが平等で染れていて過去のもの。 |
声境+平+染+現在 | 聞こえるものが平等で染れていて現在のもの。 |
声境+平+染+未来 | 聞こえるものが平等で染れていて未来のもの。 |
声境+平+浄+過去 | 聞こえるものが平等で浄らかで過去のもの。 |
声境+平+浄+現在 | 聞こえるものが平等で浄らかで現在のもの。 |
声境+平+浄+未来 | 聞こえるものが平等で浄らかで未来のもの。 |
香境+好+染+過去 | 香るものが好きで染れていて過去のもの。 |
香境+好+染+現在 | 香るものが好きで染れていて現在のもの。 |
香境+好+染+未来 | 香るものが好きで染れていて未来のもの。 |
香境+好+浄+過去 | 香るものが好きで浄らかで過去のもの。 |
香境+好+浄+現在 | 香るものが好きで浄らかで現在のもの。 |
香境+好+浄+未来 | 香るものが好きで浄らかで未来のもの。 |
香境+悪+染+過去 | 香るものが嫌いで染れていて過去のもの。 |
香境+悪+染+現在 | 香るものが嫌いで染れていて現在のもの。 |
香境+悪+染+未来 | 香るものが嫌いで染れていて未来のもの。 |
香境+悪+浄+過去 | 香るものが嫌いで浄らかで過去のもの。 |
香境+悪+浄+現在 | 香るものが嫌いで浄らかで現在のもの。 |
香境+悪+浄+未来 | 香るものが嫌いで浄らかで未来のもの。 |
香境+平+染+過去 | 香るものが平等で染れていて過去のもの。 |
香境+平+染+現在 | 香るものが平等で染れていて現在のもの。 |
香境+平+染+未来 | 香るものが平等で染れていて未来のもの。 |
香境+平+浄+過去 | 香るものが平等で浄らかで過去のもの。 |
香境+平+浄+現在 | 香るものが平等で浄らかで現在のもの。 |
香境+平+浄+未来 | 香るものが平等で浄らかで未来のもの。 |
味境+好+染+過去 | 味が好きで染れていて過去のもの。 |
味境+好+染+現在 | 味が好きで染れていて現在のもの。 |
味境+好+染+未来 | 味が好きで染れていて未来のもの。 |
味境+好+浄+過去 | 味が好きで浄らかで過去のもの。 |
味境+好+浄+現在 | 味が好きで浄らかで現在のもの。 |
味境+好+浄+未来 | 味が好きで浄らかで未来のもの。 |
味境+悪+染+過去 | 味が嫌いで染れていて過去のもの。 |
味境+悪+染+現在 | 味が嫌いで染れていて現在のもの。 |
味境+悪+染+未来 | 味が嫌いで染れていて未来のもの。 |
味境+悪+浄+過去 | 味が嫌いで浄らかで過去のもの。 |
味境+悪+浄+現在 | 味が嫌いで浄らかで現在のもの。 |
味境+悪+浄+未来 | 味が嫌いで浄らかで未来のもの。 |
味境+平+染+過去 | 味が平等で染れていて過去のもの。 |
味境+平+染+現在 | 味が平等で染れていて現在のもの。 |
味境+平+染+未来 | 味が平等で染れていて未来のもの。 |
味境+平+浄+過去 | 味が平等で浄らかで過去のもの。 |
味境+平+浄+現在 | 味が平等で浄らかで現在のもの。 |
味境+平+浄+未来 | 味が平等で浄らかで未来のもの。 |
触境+好+染+過去 | 感じるものが好きで染れていて過去のもの。 |
触境+好+染+現在 | 感じるものが好きで染れていて現在のもの。 |
触境+好+染+未来 | 感じるものが好きで染れていて未来のもの。 |
触境+好+浄+過去 | 感じるものが好きで浄らかで過去のもの。 |
触境+好+浄+現在 | 感じるものが好きで浄らかで現在のもの。 |
触境+好+浄+未来 | 感じるものが好きで浄らかで未来のもの。 |
触境+悪+染+過去 | 感じるものが嫌いで染れていて過去のもの。 |
触境+悪+染+現在 | 感じるものが嫌いで染れていて現在のもの。 |
触境+悪+染+未来 | 感じるものが嫌いで染れていて未来のもの。 |
触境+悪+浄+過去 | 感じるものが嫌いで浄らかで過去のもの。 |
触境+悪+浄+現在 | 感じるものが嫌いで浄らかで現在のもの。 |
触境+悪+浄+未来 | 感じるものが嫌いで浄らかで未来のもの。 |
触境+平+染+過去 | 感じるものが平等で染れていて過去のもの。 |
触境+平+染+現在 | 感じるものが平等で染れていて現在のもの。 |
触境+平+染+未来 | 感じるものが平等で染れていて未来のもの。 |
触境+平+浄+過去 | 感じるものが平等で浄らかで過去のもの。 |
触境+平+浄+現在 | 感じるものが平等で浄らかで現在のもの。 |
触境+平+浄+未来 | 感じるものが平等で浄らかで未来のもの。 |
法境+好+染+過去 | 心が好きで染れていて過去のもの。 |
法境+好+染+現在 | 心が好きで染れていて現在のもの。 |
法境+好+染+未来 | 心が好きで染れていて未来のもの。 |
法境+好+浄+過去 | 心が好きで浄らかで過去のもの。 |
法境+好+浄+現在 | 心が好きで浄らかで現在のもの。 |
法境+好+浄+未来 | 心が好きで浄らかで未来のもの。 |
法境+悪+染+過去 | 心が嫌いで染れていて過去のもの。 |
法境+悪+染+現在 | 心が嫌いで染れていて現在のもの。 |
法境+悪+染+未来 | 心が嫌いで染れていて未来のもの。 |
法境+悪+浄+過去 | 心が嫌いで浄らかで過去のもの。 |
法境+悪+浄+現在 | 心が嫌いで浄らかで現在のもの。 |
法境+悪+浄+未来 | 心が嫌いで浄らかで未来のもの。 |
法境+平+染+過去 | 心が平等で染れていて過去のもの。 |
法境+平+染+現在 | 心が平等で染れていて現在のもの。 |
法境+平+染+未来 | 心が平等で染れていて未来のもの。 |
法境+平+浄+過去 | 心が平等で浄らかで過去のもの。 |
法境+平+浄+現在 | 心が平等で浄らかで現在のもの。 |
法境+平+浄+未来 | 心が平等で浄らかで未来のもの。 |
補足。
このように6つの感覚を『好き・嫌い・平等』の三種類に分け、それが『染れているのか、浄らかなのか』最後のその時間が『過去か、現在か、未来か』の三種類に区分された合計が108なのである。
そして色・声・香・味・触・法のことを『六境』と言い、この六境は領域があって、その領域を生み出す器官のことを六根と言う。
さらに器官から領域に映るように、それは『認識』となり、この認識を『六識』と言い、これら3つの世界を『十八界』と言うのである。
ただこれはあくまで煩悩の説の1つに過ぎない。
他にも説があって、
たとえば倶舎論で言えば……九十八隋眠(ずいめん)+十纏(じってん)の合計108という説もある。(こっちの方が有名か?)
九十八隋眠とは、貧・瞋・痴の三毒に慢・疑・見をたした六つを四種類の見解に分け、さらにそれを細分化した合計が九十八。
十纏とは細分化しない悪質な十種類(無漸、無愧、嫉、慳、悪作、睡眠、掉挙、惛沈、忿、覆)の欲望のこと。
隋眠と十纏の違いは、前者は人々を輪廻の世界に縛り付ける欲望であり、後者は心を縛り付ける欲望のこと。
……まあ、どちらの説も結局は俗説で、煩悩の数が108という結論ありきで作られてるんだけどねー。