読まないほうが、いいですよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは告発であり、ならびに警告であります。

 宇宙が落下してきますので、私が世界唯一のスーパーマンとして、皆さんに幸福の坩堝を提供したいと重い、侵略行為を行いたいと思います。

 現在犯罪者が宇宙人を太陽に落としたと思われる核弾頭を炸裂させたとマイクロ波が感知してくれました。

 これは宇宙の果てにあるといわれている天才的レイプ行為です。

 家事を行っていると蛇口から毒液が大爆発を起こし、毒ガスが宇宙に産婦されるのでみなさんは気をつけて幼稚園児になりましょう。

 芸術夜逃げ外野が襲い掛かってきマス。

 さあ、みんなで立ち向かいましょう?

 宇宙の彼方、グレートブリテンへ!!

 

 

 

 美々美々美々美々。

「あれ? 夢?」

 きつねは目覚めた。

 それは、宇宙の呼び声かもしれない気持ちがするような風味を漂わせた宇宙人の襲来だと思いたい錯覚に訪われる悪魔的目覚めだ。

 こんな言葉、あるわけないけど『オナニーにまさるリンゴはない!』

 具をしっかりとかき混ぜて、みんなで歌おう鎌倉幕府。

「おはよう小鳥さん」

 彼女の名前は、下妻きつね。

 彼女の周囲に小鳥などいない。

 風に靡くような宇宙のひらめきは相対性理論さえもモナリザにしてしまうことだろう。

「ああ、なんて心地よい目覚めなのかしら。枯山水も花の賑わいね」

 目をキラキラと輝かせるそのオーラはビックウェーブさえも気温60度に硬質化してしまうに違いない。

「あ、Peeがしたくなってきた」

 PEE!?

 PEEなのね!?

 違うわよ、Peeよ!!

「じょろじょろじょろじょろ」

 空は青いなあ。雲は白いなあ。きっと、宇宙は黒いんだろう。

 寒そう! 信者紆余!! じゃない、死んじゃうよ!!

 真空怖い!! こわこわこわこわこわ!!

「あ波線気持ちいいなあ棒線」

 下妻きつねはPeeを終えると、部屋に戻る。

 なんて流麗なのかしら!?

 うちゅううううううううううう!!

 これが、宇宙の神秘なのね1!!!!!!!

 あ、1!!

 そう、1!!

 比叡山ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!

「さて、着替えようっと」

 着替える着替える着替える。

 何かに着替える? 服に着替える。宇宙はどうしたの?

 宇宙がない着替えなんて着替えじゃないYO!!

「さて、今日は宇宙服がいいかな」

 きつねは宇宙服に着替えた。

 ここは地球、天地県匂宮市。

 もっと細かく言うのなら有限世界内第一世界第三次元空間第一宇宙内包第一銀河系内臓太陽系第三惑星日本列島日本国所属地方自治体天地県界隈内市内名称匂宮市内付属町村名上川町3−21−4地点基盤的建設立体物体名住居所有者下妻喜太郎名義建築物名称下妻家内存在空間的二階付属空間隔壁閉鎖素材木材性質石膏内包的正方空間個室部屋点的名称仮名義店子的親族関係的存在名称子供部屋支配者名下妻きつね的空間。

 もっともっと細かく言いたいが考えるのが面倒くさいので割譲。

 そんな場所だ!!

 うん、どうでもいい言葉でもエクスクラメーション・マークをぶっこむことで迫力の向上が図られまるで宇宙から木星より大きい巨大隕石が落下してきたみたいダネ?

 フリーズだフリーズだ。

 ファックユー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

「さて朝ごはん朝ごはん〜麻のごはんは麻薬だよ〜。なーんちゃって、なんちゃって。うけけっけけけけけけけけけけけ!!」 

 笑いが宇宙に木霊する。

 あ、宇宙は真空だから音でないんだった。

 てへっ♪

「さてなに作ろうかな〜?」

 冷蔵庫は寒かった。

 八甲田山より寒かった。

 きっと南極よりも寒いに違いない。

 いや、寒くないと困るんだ!

 だって、だって!!

 だって寒い事を愛しているんだから!!

 アイ・ラブ・コールド!!

 冷凍世界よ!! 結婚してくれ!!

 え? 人間じゃないから無理?

 そんな!!

 じゃあ僕はどうしたらいいんです!?

 生きていてもしょーがないジャン!!

 僕ちゃん死んじゃうよう!!

 北極になって南極と結婚するんだ!!

 え? 場所違うから無理?

 じゃあ、誰が寒さと結婚してやるってんだよ馬鹿野郎!!

 ひどいよ!!

「じゅわじゅわーじゅうじゅうーじゅじゅじゅじゅ!!」

 きつねは冷蔵庫から肉を取り出し、コショウで臭い抜きをしたのち塩をなじませ、油を引いて熱したフライパンに投下した。

 肉は牛のヒレ。

 ご存知ステイク・・・こほん、ステーキだ!!

「うまうま、もぐもぐ、ごっくん。あーおいしーなあ」

 きつねはうまそうだ。

 違った。きつねはうまそうにステーキを黙々と食すその姿は女神イシュタルを超越する絶対極楽浄土真宗最澄なのだ!!

「さてさてー。寝よう」

 ステーキを食い、部屋に戻り、寝た。

 そして起きた頃には昼だった。

 むろん、宇宙服のまま寝たのだ。

 つーかどこで手に入れた?

 宇宙服なんて。

「あーよくねた。じゃ、学校いこうか」

 学校ォォォォォォォォォォォォォォ!?

 信者羽陽!?

 迂遠デュウ結う号トゥ座ベッド・ラストナイト。

 ぐちゅぐちゅ。

 

 

 

「あはは」

 そんな、異常な領域を見下すように笑うやつがいた。

 そいつは矛盾。

 矛盾がカタチになったもの。

 存在矛盾。

「あはは」

 その名、夏御蜜柑。

 夏御蜜柑は舐るような表情で、高らかに言った。

 場所は、きつねの家の屋根の上。

「起承転結の『起』終了〜。あはは」

 

 

 

 空から巨大隕石が落下してきた。

 

 

 

 美田(みた)利影(としかげ)は世界制服を夢み、そして自殺した。

 何故なら、巨大隕石が落下してきたから。

 彼は英雄だった。

 全人類の期待を一身に背負い、そして巨大隕石に立ち向かい、そして勝利した。

 その代償として彼は、死んだのだ。

 否、生きていた。

 しかしその姿は醜く、かつての英雄生活は放棄しなければならなかった。

 だから、人生全てを放棄した。

 それは、責められない。

 何故なら、彼一人に巨大隕石と対決させたのは、他ならぬ全人類なのだから。

 彼は自殺する前に望んだのだ。

「俺は死ぬ。しかしこれは自殺じゃない、他殺だ!!」

 その願いは聞き届けられたのだろうか?

 少なくとも、神は見捨てた。

 悪魔は耳を傾けもしなかった。

 だから、夏御蜜柑が聞いてくれた。

「あはは。わかったよ利影ちゃん。君の苦しみから救ってあげる」

 その声を聞いたと同時に、彼は人生を放棄した。

 それは、否定できない。

 

 

 

 スーパーマンって知ってる?

 宇宙人を地球人にうんこした聖なる小学校なんだよ!!

 くすくす。

 この文章さあ、英語に訳すとどうなるんだろうね。

 けらけらけら。

 

 

 

「あー寒いなあ」

 きつねは寒さと結婚したいと家では思索を侍らす酒池肉林だったというのに、今や離婚の危機にあった。

 神は光の中でスーパーでお買い物した専属便所満貫でドラ12なのです。

 寒さの中で生まれ出でたグレート役満はタンヤオのみなのです。

 つまり、スーパーマンは着てくれなかったってことですよね?

 おっと間違えた!! 着てじゃなくて来てだったあああああああああああああああ!!

「寒いのきらーい」

 離婚してしまった。

 離婚といったら回転回転。自転車操業また創業。

 スーパースーパー超人だ。

 うふふふふーのうふふふふ!

「ミスター寒ソニアってやつだよね」

 あーあ。

 上を向いて歩くと棒にあたる!!

 あたった棒は犬でたたけ!!

 違うよ! 逆だよ!!

 だって、おならしちゃったんだもの!!

「イギリス提督はネルソンか。じゃーサムソンとか」

 揺れるような、スミレの香り。

 かのフランス皇帝ナポレオン。

 そんな馬鹿な!!

 そんなのってないよ

 だって、うえええええええん!!

「さて、学校についた。何しよ?」

 理解はサイケデリックの中へ。

 おお。天国の色。

 髪の肥えが植えられたよわ――――――ん!!!!!!!

「宇宙人と昼食会なんて、どうかな?」

 ファイヤーがドライアイスと化した。

 そう思っているのは、君だけだよ。

 おれは採りだ。空を自由に飛べる。

 だめだよだめ!!!!!!!

「んじゃ、かえーろ」

 液体二酸化炭素!!

 あるかんなもん!!

 比叡山だもん!!

「くるるるるるるるるるるるるるる!!」

 きつねは、帰省した。

 

 学校の、価値がない。

 

 

 

 舐めるような目で、きつねを見つめる夏御蜜柑。

「あはは」

 その笑いはどこまでも毒々しい。

「利影ちゃん、あの子でいいかな?」

 殺意あるその声は、おそらくキングコングさえもあの世行きだ。

 巨大隕石など、ない!

「あはは、起承転結の承が終わったよ」

 

 

 

 世界はどこまでも遊覧しながら巨大隕石が地球に向かって落下する。

 

 

 

 それを、かつてたった一人で留めた男、美田利影。

 宇宙人よりも強く、地球人よりも神々しく、しかし日本人だった。

 巨大隕石に勝った男。

 英雄。

 しかし、今や自殺してこの世にはいない。

 悲しいエピローグ。

 しかし、そんな世界は問答無用に夏御蜜柑が救済する。

 そして、今、第二の巨大隕石が地球に向かって落下してこようとしていた!

 それを救えるのは、彼しかいない!!

 それを夏御蜜柑は知っている。

 無論、夏御蜜柑は全知全能であるから、こいつなら何の問題もなく巨大隕石をどうにでもすることができるだろう。

 しかし、無駄。

 その巨大隕石の生殺与奪をもてあそぶこいつの嗜虐性がそれを許さない。

 笑った。

「あはは」

 残酷な笑い。

「もういちど巨大隕石に勝ってもらおうかな」

 死刑は今、宣告された。

 

 

 

 きつねは家についたらそのまま部屋にもどって寝てしまったような気がしないでもないような錯覚におちいったかもしれないような、違うような、感じがするんじゃないかなあと心に抱くような行為を行ったのだ!

 ジーザス!!!

 メリークリスマス!!

 ローストターキー、万歳!! 

 めめめめっめめえめめめめめめめ!!

 きつねは寝た。

 ただ、それだけの、ことなのに。

 

 

 

 ふと、空を見る。

 

 

 

 隕石が、地球に落ちた。

 

 

 

 それを、夏御蜜柑が受け止めていた。

 大きさは木星級。

 地球など、木っ端微塵だ。

 しかし、夏御蜜柑に不可能はない。

 どんな論理的矛盾、物理的矛盾さえも実現してしまう。

 矛盾の申し子、否、矛盾そのものだから。

 

 

 

 矛盾に、不可能はない。 

 

 

 

「あはは」

 その隕石を他の地球を壊すことなくきつねに向かって放り投げた。

 その、あまりの物理現象の反逆。

 否定!

 矛盾!!

 

 

 

 これは宇宙人の天才的火炎放射が世界を謁見した総統閣下は井の中のウルトラなのです!!

 よってみっつの太陽がスーパーマンするとき地球はうんこするのです!!

 それを防げるのは必殺携帯電話による電撃殺法しかありません!!

 さあ、Peeすると水が火炎放射となって宇宙を表決させるのです。

 みんな、信者ダメ!! 宇宙人が怖いよう!!

 比叡山延暦寺にこもって体制を立て直すのです!! すると行使した徳川家康がナポレオンをデコピンでターミネ−ターするでしょう。

 宇宙人にあちむかうと信者います!!

 だから設けをがっぽがっぽで芸術夜逃げ運送といきまSYO!!

 

 きつねは、そんな夢を見ていた。

 

 北。

 じゃなかった、来た。

 それは、木星級の巨大隕石。

 はっきり言って死んじゃう。

 

「あはは」

 

 

 

 隕石は、きつねにぶつかった。

 

 

 

 核爆発。核爆発。

 ガス爆発よりかっこいいいいいいいいいいい!!

 きつねは、勝った。

 隕石に向かって放ったのはパンチ。

 そしたら、隕石は小石になった。

 

 

 

「あはははははははは!! おかしい〜〜〜〜!!」

 夏御蜜柑は狂ったように笑う。

 それは、福音。

 幸福が宿るような、福音。

「いいよ、きつねちゃん。合格だ。利影ちゃんを復活させてあげる。これで起承転結の転が終了〜」

 

 

 

 おぎゃー。  

 

 

 

 翌日。

「ふああ」

 きつねは目覚めた。

 そこに、異常などない。

 平凡な朝だ。

「さて、学校行くかな」

 そう言って着替えたのは、私服。

 きつねはランドセルを手にとり、家を出る。

 見つけた。

「ああ、いい天気」

 

 

 

 おぎゃー。  






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