呪いあれ あいつを殺せ この火事で
外の寒さを 布団より知る
三日にて 職場離るる 冬の朝
早梅の 通り道なる その色よ
学び舎を 遠くに思う 二月かな
凍蝶よ 我が庭さえも 飛べぬのか
垣こえて 落ちた枯葉を 掃く朝か
日は昇り 夢の向こうの 梅の香よ
金ありて 何故冬コミに 行けぬのか
10 緩やかに 雪がちらほら 夜を巡る
11 ラグビーが 季語だと知りて 仰天す
12 梅の香の 馥郁として 夢現
13 友が死に 我は墓前で 酒を酌む
14 寒月の 下で賑わう 家族かな
15 涙の向こうは すきま風
16 我先と 烏見下ろす ご来光





回帰