沿革

 

本学校は夏御蜜柑が趣味で善良な人間の生活を破壊し、冒涜し、粉々にしてしまった事の謝罪を込めて、そのお詫びとして幸福の進呈を目的として提出する。

 

しかし、幸福の基準は曖昧で、夏御蜜柑は全ての被害者の将来を予測し、最も本人が納得し、かつ幸福だと感じ取るであろう未来を具現するために必要な全ての要素、確率を創り上げ、また、一切の予定外から保護を行うと言う極めて大掛かりなものであり、それは数ヶ月間の陵辱生活と差し引きしても割に合わないと計算結果がでた。

 

そこで、その差し引きに行われる差額の一切を1年間に凝縮する事で苦行生活を敢行し、試練とすることにした。

ただし、その苦行に姦合は一切無しとする。

また、普通科は幸福科と対を成し、平均的な学校生活を送り、幸福科に心理的圧迫感を与える効能を有する。

次に処罰科であるが、これは夏御蜜柑と対等なる存在に昇華したいと願う者達を成就させる事を目的とした特殊学級である。


しかし全知全能たる夏御蜜柑と対等になる事は不可能。故に夏御蜜柑より下等な概念として形成する。以降、その概念の名称を『力の迷邦者』とする。

よって、処罰科は『力の迷邦者』となるべく者の学級として形成する。これは幸福科とは根本が違い、姦合を行う。


しかるに、時間律を否定し、別世界を創造し、ここに私立夏御高校を創立した。





回帰