涙の篭絡


2005/11/19(Sut)■今月の更新率は最悪・・・

深田ありは120歳まで生きたいと何度も言っています。
どれくらいの意気込みで120歳まで生きたいかというと植物人間になっても120歳まで生きたいです。
深田ありにとっては120歳まで生きるという目的のためには手段などいらないのです。
意識なんかなくても120歳まで生きていればその時点で社会に登録されるからです。
そう、植物人間だろうが120歳まで生きればギネス入りを果たすのです。


そもそも、植物状態になっても生かす事が可哀相だとか、無意味だとか思われがちですが・・・はっきり言ってそんなの個人の勝手じゃねえか。
楽になりたいなら延命しないで殺してしまえ。
たとえ地獄の苦しみと絶望を味わってでも長生きしたいと思うのなら延命すればいい。
無意味?
何をほざく。
最初から生きることに意味なんかない。
生物が生きる理由はただ一つ。
死にたくないから生きるのだ。
意味などいらない。
ならば延命行為はある意味ではとても生物らしい行為
はっきり言う。
自殺を否定する人間は多々いるが、何故そいつらは延命を否定する?
延命の否定は即ち自殺
自殺なのだ。
延命行為とは文字通り生きるための行為。
ならば生きることを放棄するわけだからまちがいなく、それは自殺だ。
具体的に言うのなら、末期癌患者がモルヒネを打つ行為は自殺。
死が確定している人間が呼吸ができない状態の時、酸素補給器をとりつけると二酸化炭素が吐き出せなくなって死期を早める。
つまり、自殺。
つまり、自殺も延命も否定する人間はただの偽善者
延命を100%否定するのであれば、自殺は肯定しなければならない。
自殺を頑なに否定するのであれば、延命は必ず肯定しなければならない。
さくもなくばそいつは偽善者。


ただ、延命行為には現実的障壁が立ち塞がります。
それはです。
植物人間の生命維持費はえげつなく高いんです。
だいたい月200万くらいですか?
この数字は人づてに聞いたお値段なので真偽のほどは不確定ですが、まあ、この数字で考えましょう。
つまり年間で2400万円。
10年間植物人間やりたければ2億4000万円。
20年で4億8000万円。と大体5億円。
高すぎですね。
100歳で植物になったら5億円も必要なのですか。
高すぎです。
80歳の時に植物になった10億円!?
おいおい・・・大富豪でもない限り無理な金額じゃないですか。
60歳で15億円。40歳だと20億円。
高い。
そして今の年齢で植物にでもなったら25億円ないと120歳まで生きられないじゃないですか。
そんな金ねえよ!


まずいですね。植物人間は金かかりすぎで120歳は不可能です。
どれだけ延命を望んでもマネーが無いのではどうにもなりません。
となるとこれは現実的に植物状態になったら120歳はあきらめなくてはなりません。
くそう・・・120歳のためには何としても脳死だけは避けなければ・・・
なんせ深田ありは25億円なんかもってない!!


・・・・・・・・・・・・ふと、思ったこと。
5年前の漫画ですが阿弖流為U世なる作品で坂上田村麻呂がえらいデブで延命してましたね。
1200年延命しているそうですから、現在の価値に換算するとざっと300億円必要ですね。
おや? 意外と安い。


2005/11/13(Sun)■前回偽善がテーマだったので

今日は高校時代の話を1つ。

深田ありが高校2年の時の文化祭にて催し物がありました。
それはクラスの中から最も特殊な人間を1人選定し、全校生徒の前で何でも言いから何かをするという、まるで・・・というかそのまま即席見世物小屋をやらされた事があるのです。
当時クラスで最も変人としてその名を轟かせていた深田ありは、当然のように選定されました。

さて、各自のクラスから選ばれし人間たちが各々芸を披露している脇にて、深田ありは何も思いつかなかったのですよ。
ある者は歌を唄い、ある者は手品をし、ある者は瓦割り。
さて困った。
深田ありにそんな特殊技能はない。
そこで決めた事はもはや1つしかなかった。
演説しか。

そもそも中学時代のバレー部で発声練習の一環として歌を唄うというものがありまして、しかし他の連中は歌いたくなく、当り障りの無い部活の発声を行った中ただ1人唄った男。
周囲が何をしようとも無視。
深田ありはマイクを引っ手繰り、壇上に立ち上がり、徐に叫んだ。
人類は、偽善者である。
と。

この言葉はその後クラスおよび深田ありの周囲の人間の流行語になってしまいました。
しかも卒業まで。
こういう事は言うもんじゃないですね。
この演説後、2人の教師からこの理論について質問されるし。
なんでそんな事いちいち解説せにゃならんのじゃ!!
自分で考えろよ自分で!!
しかもその質問の解説後、今度は深田ありの周囲の人間から詰問されるし。
言うもんじゃないですね。こういう事は。

ちなみにこの演説は1人の持ち時間が3分というどこぞの巨人なみの時間しかないため、たいした事は言えませんでした。
ま、だからその後2人の教師から別々に質問されたわけですが。

・・・・・・つくづく言わなきゃよかった。


2005/11/9(Wed)■深田ありは偽善が大っ嫌いです

人は寒いものを嫌がります。
人は幻を嫌います。
人は無を否定します。
人は死を無視します。

そのくせ、それらを人は求めるのです。
だって、偽善者だから、人は。
人間は、須く偽善者なのです。
深田ありも例外ではありません。
たとえ深田ありが、偽善を嫌っていたとしても。

人間は、偽善者である。
人は偽善が大好きです。
それはとても暖かいから。
人間は、立派ではない。
例えば戦争。
実は戦争の殆どは、前の戦争が原因でおこるものです。
第二次世界大戦は第一次世界大戦でドイツをボロクソに苛めまくったためヒトラーが台頭するようになり、第一次世界大戦は露土戦争や普仏戦争の暴政が発生させたように、またその戦争もどんどん遡れば有史の開始へと。
それこそヨーロッパがあんなドロドロになったのは宗教が原因ですから、それこそユダヤ教の発祥・・・いえ、それ自体がモーゼの悟り、ならばさらに遡りエジプト王国の時代へと。つまり、全ての現在は有史が原因なのです。
国のためになんて言葉は偽善です。
国のために戦争するなどと軽々しく口にする輩はその戦争が次なる戦争の原因となっている事をどう理解しているのか。
その度に戦争する?
勝てばいいさ。戦争なんて。
でも負けたら?
莫大な損害となる。
少なくとも逆立ちしても国のためにはならない。
手段のために目的を忘れてしまう。

例えば誰かが困っていたとする。
でも人はそれを哀れみはしても、救いはしない。
金を出しても、それは出す側にとって痛くも痒くもない金額だ。
募金に全財産を出す人間がいるか?
いない。
絶対にいない。
募金の救済なんてものは、成金の愉悦。
偽善

例えば女性が男尊女卑を批難する。
では、女性は女尊男卑を批難するか?
しない。
絶対にしない。
偽善
そう、偽善。
全ては偽善なのだ。

深田ありが男のくせに男尊女卑を批難するのは、もっと根底の部分。
深田ありが世襲が大嫌いだからです。

人間はレースを行って、1位や2位にいるやつは批難なんかしない。
3位以下を走っている人間や、それに便乗した偽善者が声高に叫ぶだけだ。
例えば深田ありが皇族や大企業の御曹司にでも生まれていたら、世襲制を批難なんかしないという事です。
偽善者は常に便乗する。
自分の意志など持たず、ただ盲目的に偽善を叫ぶ。
それが正義だと信じて、信仰して。声高に叫ぶ。
彼らは偽善に信仰している。
その証拠に彼らは結果を最初から考えていない。
彼らにとっての目的とは叫ぶ事であり、結果どうなろうと知った事じゃないからだ。
善意を叫ぶという目的のために、結果を無視する。
まさに偽善
偽善なのだ。

深田ありはそれが嫌い。
だから昔から募金なんかした事も無いし、これからもしない。
別に相手から救いを求められているわけでもなく、ただ難民となった人間の呻き声が気に障った偽善者達が提唱したはした金の集合など、合理的に見ない限りただの同情。
それも、愉悦に浸った同情だ。
それも募金のうちの数%がピンハネされているという事実さえも、偽善者たちは隠匿する。
そのくせたかだか100円や200円放り込んだだけでまるで1人の人格を救済しきったような愉悦に浸る。
募金をして涙するやつはいない。
笑顔ではなく、懺悔。
悲しみに暮れた涙など、募金をしたと同時に流せるわけがない。
断言できる。
この地球上に募金をして涙を流せる人間はいない。
もし、いたとしたらそいつは聖人だ。
正真正銘の聖人だ。



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